今回は社会的にも大きな話題になっているCoinhiveについて、自分なりの見解を分かりやすくまとめました。 Coinhive設置騒動とは何か マイニングツール「Coinhive」を閲覧者の同意を得ずに設置したとして、全国の10県警によって不正指令電磁的記録供用容疑などで16人が摘発されているそうです。 この件については、下記のようなサイトで、大変分かりやすくまとめられています。 仮想通貨マイニングツール事案をまとめてみた - piyolog 2018年6月14日、警察庁は仮想通貨をマイニングするツール(CoinHive等)を利用者に無断で設置していたとして.. d.hatena.ne.jp 高木浩光@自宅の日記 - 緊急周知 Coinhive使用を不正指令電磁的記録供用の罪にしてはいけない takagi-hiromitsu.jp 本件は、Twitter等のSNSでも大きな話題となっており、明らかに警察に反対するような意見が多いです。 前提として、僕の意見も今回の警察の対応は、「訳がわからず不当なもの」と考えています。 そもそもCoinhiveとは何か Coinhiveとはなんなのかについて、一言で言えば、 「サイト閲覧者に仮想通貨をマイニングしてもらうことでサイト運営者が収益を得ることができるツール」です。 これは、Webサイト閲覧者によって運営者が利益を得ることができるため、Web広告と似た仕組みであると一般的に言われます。 私たちはWeb閲覧する際に、Webサイトにアクセスすると一般的に言いますが、 これは実は目的のWebサーバにあるファイルを取得し、Webブラウザ(Google Chromeなど)を使ってレンダリング処理を実施しているだけです。 その時にhtmlファイル、cssファイル、javaScriptファイルなどが実行され、Webブラウザ上に表示されています。 今このブログを見れているのも、ファイルを取得しそれを実行しているからです Coinhiveはその中でもJavaScript(一般的にJS)ファイルと呼ばれるものであり、これはクライアント側つまりWeb閲覧者側で実行されるプログラミング言語です。 このJavaScriptファイルの用途は何かと言うと、ちょっとした動的な処理...