プライベートブロックチェーンに価値はあるのか
最近、以下の発言を頻繁にテレビ等のメディアで目にするようになった。
"ビットコインは単なる投機対象だが、ブロックチェーンの技術は素晴らしい"
これらの発言をしている方がどれほどブロックチェーンについて理解しているかは置いておいて、企業や特定団体が採用するプライベートなブロックチェーンが私たちにどれほどのメリットをもたらすのについて考えてみました。
またブロックチェーンについては下記の記事などで説明しています。
ビットコインは何故信用されるのか
http://hirochain.blogspot.jp/2018/02/blog-post_2.html
ブロックチェーンの価値とはなんだったのか
まず改めて考えたいのは、そもそもビットコインなどのパブリックなブロックチェーンの価値はなんなのかということです。ブロックチェーンの特徴とは、第三者的な中央主権的機関を介さずに、取引(トランザクション)の正当性を確かめることができることなのでした。(トラストレス)
そして"誰でも利用"できることから、
これまでの情報のインターネットから価値のインターネットになると言われています。
そしてこれはブロックチェーンが公開され誰でも利用できるからこそです。
プライベートブロックチェーンについて
プライベートブロックチェーンについては、特定の企業や団体が管理するものであり、誰でも利用できるものではありません。
これが何を意味するのか少し例を用いて説明してみます。
例えばAmazonがブロックチェーンを使った、"素晴らしいサービス"を提供したとします。このサービスはAmazonのアカウントを保有していれば誰でも利用できます。
さてここでブロックチェーンの機能に着目してみましょう。プライベートブロックチェーンは公開されていないので、より安全にデータを保存できることがその特徴になるでしょう。
これが示すのはプライベートブロックチェーンは従来のデータベースを用いるよりも安全であり改ざんするのが難しいということですね。
つまり私たちが受けたいものはそのサービスであり、ブロックチェーンを使っているか否かはどうでもいいのです。
これはサーバサイドの開発言語がPHPかNode.jsであることと似ていると思います。